法要とは
法要は一般的に、故人を弔う儀式のことで「法事」「仏事」とも呼びます。本来の意味では釈迦の教えを知るための行いを法要とよび、仏教に関する行事すべてのことを法要と言いました。四十九日や一周忌などの言葉がありますが、お亡くなりになった日から数えて決められた日に法要を行うのが一般的です。故人の霊を送り出して冥福を祈るとともに、死別のショックから立ち直ったりご親族・ご友人同士がつながる機会にもなりますので、ぜひ快く法要を行っていただければと思います。
浄土真宗と彼岸
3月と9月にお彼岸(ひがん)というものがありますが、これは日本独自の文化なのです。彼岸とは阿弥陀如来が治める「極楽浄土」のことです。私たちがいる此岸(しがん)から、阿弥陀さまの住むはるか彼方の岸へと思いを馳せ、仏教行事となったのが彼岸のおこりです。
お彼岸はしだいに祖霊信仰と結びつき、ご先祖様をしのぶ日として定着したものだと考えられています。なお親鸞聖人はこの極楽浄土を「無量光明土(むりょうこうみょうど、一切の苦しみのない世界の意)」と呼びました。生前に仏教を知り、阿弥陀さまによって救われて絶対の幸福となることで極楽浄土へと行けるのだと説いております。
月忌(がっき)について
故人の亡くなった日のことで、月命日とも呼びます。
はじめて迎える月命日を初月忌、また月忌の日に行う仏教行事を月忌法要といいます。さらに、没した月と日が同じ日のことを祥月命日(しょうつき・めいにち)と言い、この日に年忌の法要が行わることが一般的です。年忌はもちろんのこと、ぜひ月忌の日もご先祖様をお弔いしましょう。
法要案内
1月元旦
除夜の鐘のあと12時30分より本堂にて
3月21日
春季彼岸法要、先祖永代経法要
6月21日~22日
当寺報恩講法要
8月13日~16日
お盆法要、納骨堂にて
9月23日
秋季彼岸法要、先祖永代経法要
11月28日
本山にて御正忌報恩講
12月31日
除夜の鐘 11時30分より来寺された方に撞いて頂きます